Top >> Matlab >> ハンドルオブジェクト小言集

Mark ハンドルオブジェクト小言集

Handle Objects の詳しい解説は、Matlab アプリケーション画面のツールバーにある [ HELP ]-[ Help Desk(HTML) ]-[ Handle Graphics Objects ] に掲載されています。但し英語です。又、 [ matlab\toolbox\tour ] ディレクトリ内の tour.m ( パスは通っている ) を実行してもまた別の解説書が出てきます。

全てのオブジェクトに共通に存在する属性
ROOTオブジェクト
GCFオブジェクト
GCAオブジェクト
LINEオブジェクト
IMAGEオブジェクト
SURFACEオブジェクト
UICONTROLオブジェクト
UIMENUオブジェクト

全てのオブジェクトに共通に存在する属性につ いて 先頭に戻る
属性名( 上段 ) 属性値の例 ・ ( 下段 ) コメント
ButtonDownFcn
オブジェクトがfigure上で最上部に表示されている範囲内でボタンを押した時に行うコマンド。例えばFigureオブジェクトはfigureウィンドウ上でaxesなど他のオブジェクトが表示されている所以外でボタンを押した時に実行される
Children[6.00427]
子オブジェクトのハンドル値
Clipping[ {on} | off ]
(Axesの子オブジェクトにのみ意味を持つ)Axis軸の枠をはみ出してでも描写するかどうか
CreateFcn
このタイプのオブジェクトの作成時に実行されるコマンド。Matlabがグラフィックスオブジェクトの特定のタイプの新しいインスタンスを作成するとき実行するコールバックルーチン
DeleteFcn
オブジェクトを破壊するコマンドを使用する時に実行されるコマンド。 Matlab がグラフィックスオブジェクトを消去するとき実行するコールバックルーチン
BusyAction[{queue}|cancel]
特定のオブジェクトに対して定義されたコールバックルーチンの機能をMatlabが中断する時の処理する方法を制御する。コールバックルーチンの実行を途中で中断するイベントの制御
HandleVisibility[ {on} | callback | off ]
コマンドライン及びコールバックルーチン内部からオブジェクトのハンドルの利用を制御できるようにする
Interruptible[ {on} | off ]
コールバックルーチンが続いて呼び出されたコールバックルーチン
Parent[0]
親オブジェクトのハンドル値
Selected[ on | off ]
オブジェクトが選択されているかどうか
SelectionHighlight[ {on} | off ]
オブジェクトが視覚的に選択状態を示すかどうかを設定する
Tag
ユーザー設定のオブジェクトラベル。Uicontrol,Uimenu,colorbarなどでは設定された項目の名称が記入される
Type[root : figure : uicontrol : uimenu : uicontextmenu : axes : line : patch : surface : image : text : light]
オブジェクトの種類
UserData[]
オブジェクトと関連付けたい任意のデータ
Visible [ {on} | off ]
可視化するかしないか

ROOTオブジェクトについて 先頭に戻る
属性名( 上段 ) 属性値の例 ・ ( 下段 ) コメント
CallbackObject[]
コールバック実行中のオブジェクトのハンドル
Language[japanese]
CurrentFigure[3]
現在有効となっているFigureオブジェクトのハンドル値
Diary[ on | {off} ]
Matlabセッションの履歴をファイルに書き込む。diaryコマンドでも実行される
DiaryFile[diary]
履歴の書き込みをするファイル名
Echo[ on | {off} ]
マンドラインのechoの設定。M-Fileを実行した時にファイル内に書かれている文を表示するかしないかを設定する
ErrorMessage[Error using ...]
Matlabより発せられた最後のエラーメッセージのテキスト
Format[short|long|shortE|longE|shortG|longG|hex|bank|+|rational]
コマンドラインに表示される数字の有効桁数の設定
FormatSpacing[loose|compact]
コマンドラインの行間の設定
PointerLocation[547 94]
画面[800(横軸) 600(縦軸)](ThinkPadの場合)を単位としてマウスポインターの位置を示す。[0 0]が画面左下である
PointerWindow[0]
read-only root propertyである
Profile[ on | {off} ]
profileコマンドというのがある(M-ファイルの実行プロファイルの測定と表示 )
ProfileFile
profileの対象となるコマンドのフルパス
ProfileCount[]
ProfileInterval[0.01]
RecursionLimit[500]
Ver5.2からできたようだ.再起呼び出しの設定回数を示していて,この回数分再起呼び出しされた時に,Matlabを強制終了させずにエラーを出力する
ScreenDepth[16]
ScreenSize[1 1 800 600]
画面の大きさ
ShowHiddenHandles[ on | {off} ]
隠されているグラフィックスオブジェクトのHandleの表示あるいは非表示
Units[ inches | centimeters | normalized | points | pixels ]
AutomaticFileUpdates[ {on} | off ]

GCFオブジェクトについて 先頭に戻る
属性名( 上段 ) 属性値の例 ・ ( 下段 ) コメント
BackingStore[ {on} | off ]
CloseRequestFcn[closereq]
Figureへcloseコマンドを発する際に実行されるコールバックルーチン。closereqはFigureを閉じようとAlt+F4や×ボタンを押した時に実行されるコマンド
Color[1 1 1]
Figureの背景カラー
Colormap[ (64 by 3) double array]
イメージ画像のカラーマップ
CurrentAxes[6.00427]
現在有効なgcaの値。Figure上で別のAxisをマウスでクリックでクリックするとそのAxisに移ることができる
CurrentCharacter [g]
Figure上で最後にキーボードを押した時の文字
CurrentObject[6.00427]
Figure上で最後にマウスをクリックしたところにあったオブジェクトのオブジェクト値。マウスクリックで変更可能
CurrentPoint[356 174]
Figure上で最後にマウスをクリックした所の座標値
Dithermap[ (64 by 3) double array]
疑似カラーシステム上でトゥルーカラーグラフィックスオブジェクトを表示するための規定のカラーマップ
DithermapMode[auto|{manual}]
Matlabがカレントのディザーカラーマップを使用するか,既存のグラフィックスオブジェクトに設定したカラーを元に作成するかを設定
FixedColors[ (9 by 3) double array]
Figureで使用されるカラーマップにない特定のカラー。plotの線の色などだと思う
IntegerHandle[ {on} | off ]
整数あるいは浮動小数点FigureのHandle
InvertHardcopy[ {on} | off ]
KeyPressFcn
Figure上でキーボードを押した時に実行されるコマンド。
[例] set(gcf,'keypressfcn','get(gcf,''CurrentCharacter'')')
   とすると、押したキーボードの値が帰ってくる
MenuBar[none|{figure}]
Figureウィンドウ上部にあるメニューをfigureに付けるか付けないか
MinColormap[64]
MatlabがFigureのカラーマップに使用するシステムカラーテーブルスロットの最小数
Name
Figureウィンドウのタイトルバーの名前
NextPlot[ {add} | replace | replacechildren ]
add⇒ デフォルト
replacechildren⇒ clfと等価
replace⇒ clf resetと等価
NumberTitle[ {on} | off ]
Figureウィンドウのタイトルバーの"Figure No.1"を付けるかどうか
PaperUnits[ {inches} | centimeters | normalized | points ]
印刷する用紙の単位
PaperOrientation[ {portrait} | landscape ]
印刷する用紙の方向
PaperPosition[0.25 2.5 8 6]
印刷する用紙のどこにFigureをのせるか
PaperPositionMode[auto|{manual}]
Figureを用紙に載せる位置決めについて(manual or auto)
PaperSize[8.5 11]
印刷する用紙の大きさ
PaperType[ {usletter} | uslegal | a3 | a4letter | a5 | b4 | tabloid ]
印刷する用紙の種類(a4letterでも出来るらしい)
Pointer[ crosshair | fullcrosshair | {arrow} | ibeam | watch | topl | topr | botl | botr | left | top | right | bottom | circle | cross | fleur | custom ]
マウスポインタの種類。customにする事により、PointerShapeCDataで設定されているポインタを使用できる
PointerShapeCData [ (16 by 16) double array]
マウスポインターの形の情報
PointerShapeHotSpot [1 1]
カスタムポインタの活動ポイント
Position[1 215 800 345]
Figureの画面サイズから見た位置
Renderer[ {painters} | zbuffer ]
ポインタあるいはZ-バッファレンダリングを選択。Lineオブジェクトの時はpainters、Surfaceオブジェクトの時はzbufferになっている。surfコマンドなどでメッシュを描く時にzbufferだと一度に全体を表示するのに対し、paintersだとメッシュ一つ一つを順番に描いていく。MatlabHandBook(p.79)によると、Version 5.2になってOopnGL Rendererがサポートされたらしい
RendererMode[{auto}|manual]
autoにする事によりMatlabが自動的に最良のレンダリング機能を選択することが可能
Resize[ {on} | off ]
Resizeが出来るようにするかしないか
ResizeFcn
Resizeした時に行うコマンド
SelectionType[normal]
read-only figure propertyである。一応open,normal,extend,altがある。マウスの種類の様だ
ShareColors[ {on} | off ]
システムカラーテーブルでMatlabが他のFigureのカラーマップとカラーを共有するかどうかを決定
Units[ inches | centimeters | normalized | points | {pixels} ]
Positionの単位
WindowButtonDownFcn
Figureウィンドウ上でボタンを押した時に行うコマンド
[注意]BottonDownFcnよりも先に出力される
WindowButtonMotionFcn
Figureウィンドウ上でマウスが動いたら逐一実行されるコマンド
WindowButtonUpFcn
ボタンが離された時に行うコマンド
WindowStyle[{normal}|modal]
modalにするとFigureウィンドウが存在しないかのようになって最大化などのボタンも無効となる

GCAオブジェクトについて 先頭に戻る
属性名( 上段 ) 属性値の例 ・ ( 下段 ) コメント
AmbientLightColor[1 1 1]
情景内の背景色のカラーを設定するAxesプロパティ。周囲光の効果はAxesに視覚可能なLightオブジェクトがある場合のみ発生する
Box[ on | {off} ]
軸の線の上部と右側を表示するかどうか
CameraPosition[5.5 5.5 17.32]
軸単位で視点の配置を設定
CameraPositionMode[{auto}|manual]
Axes内のカメラターゲットの位置。automaticモードではMatlabが背景に基づいて位置を決定し,manualモードではユーザが視点位置を設定する
CameraTarget[5.5 5.5 0]
カメラを向ける軸上の位置を設定する。CameraPositionと共に表示軸を定義する
CameraTargetMode[{auto}|manual]
automaticでは軸プロットボックスの中心にMatlabがCameraTargetを設定します。manualモードではユーザが位置を設定します
CameraUpVector[0 1 0]
2次元,3次元の上向き方向。表示軸を中心としたカメラの回転は、上方向を示すベクトルで定義されます
CameraUpVectorMode[{auto}|manual]
automaticモードは2-D表示に対し正のy軸に沿って、3-D表示に対しては正のZ軸に沿ってupベクトルの方向を決定します
CameraViewAngle[6.60861]
レンズの視野を設定してします
CameraViewAngleMode[{auto}|manual]
投影場面のサイズとstratch-to-fit挙動。automaticモードではMatlabが全体像を取り込むのに必要な角度に表示角度を調整し,manualモードではユーザが角度を設定する
CLim[0 1]
カラーマップの範囲に対応するデータの値の範囲(写像)SURFACEやPATCHオブジェクトに有効で、IMAGEには効かない
CLimMode[{auto}|manual]
CLimの選択を自動でするかどうか
Color[1 1 1]
axes軸内の色(この値は白を示す)
CurrentPoint[ (2 by 3) double array]
axes軸の単位を基準にした,マウスで最後にクリックされた所の座標値(3次元*2個)
1行目の3列⇒ 3次元の軸を直方体の箱と考え,箱の面の外側(視覚的には手前側)とマウスのクリックした場所との重なる場所の座標
2行目の3列⇒ 3次元の軸を直方体の箱と考え,箱の面の内側(視覚的には奥側でgrid線のある面に相当する)とマウスのクリックした場所との重なる場所の座標
ColorOrder[ (7 by 3) double array]
複数のlineを引く時に変化させる色の順番
DataAspectRatio[4.5 4.5 1]
[X軸データの最大値-最小値 Y軸データの最大値-最小値 Z軸データの最大値-最小値]をある程度規格化したもの
DataAspectRatioMode[{auto}|manual]
x,y,z軸上でのデータ単位の相対的スケーリングとstretch-to-fit挙動
DrawMode[ {normal} | fast ]
fastはアニメーションを行うときに用いるもので、軸の表示プロパティを高速モードにするというオプションである
FontAngle[ {normal} | italic | oblique ]
axes軸に付く文字のフォント形式の設定(oblique:斜め、という意味)。軸の数字が変わるだけで、xlabelなどが変わるわけではない
FontName[MS Pゴシック]
axes軸に付く文字のフォント名の設定。軸の数字が変わるだけで、xlabelなどが変わるわけではない。set(0,'DefaultAxesFontName')の設定は軸の数字の他にxlabelなどの文字も設定の対象になっている
FontSize[12]
axes軸に付く文字の大きさの設定。軸の数字が変わるだけでxlabelなどが変わるわけではない
FontUnits[ inches | centimeters | normalized | {points} | pixels ]
FontSizeの値の単位
FontWeight[ light | {normal} | demi | bold ]
axes軸に付く文字を太字にするかどうか
GridLineStyle[ - | -- | {:} | -. | none ]
グリッド線の線の種類
Layer[top|{bottom}]
子オブジェクトと軸線の上下関係。イメージ図などに対して軸とイメージの境界でイメージを軸の下に描く(top)か軸の上に描く(bottom)か
LineStyleOrder[-]
axes軸の線の種類。つまりX軸やY軸の線の種類
LineWidth[0.5]
axes軸の線の太さ。つまりX軸やY軸の線の太さ
NextPlot[ add | {replace} | replacechildren ]
replace⇒ デフォルト。cla resetと等価
add⇒ hold onと等価
replacechildren⇒ claと等価
PlotBoxAspectRatio[1 1 1]
x,y,z軸上でのプロットボックスの相対的スケーリングと、stretch-to-fit挙動。実際のFigure上でのAspectRatioが設定値になっているように見えない時はFigureを最大化するとその設定値で描かれているのが分かる
PlotBoxAspectRatioMode[{auto}|manual]
x,y,z軸上でのプロットボックスの相対的スケーリングを自動で設定するかどうか
Projection[ {orthographic} | perspective ]
orthographic⇒ 投影図(正射影とも言う。デフォルト)
perspective⇒ 遠近法,透視図で2次元プロットの時は奥行きが出来る(透視投影)
Position[0.13 0.11 0.775 0.815]
Axes軸のFigureの大きさを1と規格化した時のAxes軸の枠の位置と大きさを示す。[枠の左下のX方向の値, 枠の左下のY方向の値, X方向のAxes軸の幅, Y方向のAxes軸の幅]
TickLength[0.01 0.025]
[XとY軸方向 , Z軸方向]のTick(目盛り)の長さ。Axes軸の範囲を1と規格化したものに対する値となっている
TickDir[ {in} | out ]
Tickの内側に向けるか外側に向けるか
TickDirMode[{auto}|manual]
TickDirの方向の選択を自動にするかどうか
Title[3.01099]
Titleのオブジェクトハンドル値
Units[ inches | centimeters | {normalized} | points | pixels ]
axes軸の設定プロパティで使う数字の単位
View[0 90]
axes軸の視点の設定。最初の値がZ軸を回転軸として負の方向に向かって見ている時に時計回り方向を正とした回転角、後の値がX軸を回転軸として正の方向に向かって見ている時に時計回り方向を正とした回転角を示す。例えば[0 0]はX-Y平面上(Z="0")のX軸の方角から見た視点となるため、X軸とZ軸しか表示されない
XColor[0 0 0]
X軸の軸線と目盛り値とxlabelの色の設定
XDir[ {normal} | reverse ]
X軸の値の増加方向
XGrid[ on | {off} ]
X軸にグリッド線を入れるか入れないか
XLabel[4.00769]
Xlabelのオブジェクトハンドル値
XAxisLocation[top|{bottom}]
目盛り値、Xlabelを軸の下側に付けるか上側に付けるか
XLim[1 10]
X軸の表示される値の範囲
XLimMode[{auto}|manual]
XLimの調整を自動的にするのかどうか
XScale[{linear}|log]
linear⇒ 線形で表示
log⇒ logで表示
XTick[ (1 by 10) double array]
目盛りを入れる位置の値が入っている実数の行列
XTickLabel[1;2;3;...9;10]
グラフに表示される目盛りの文字列
XTickLabelMode[{auto}|manual]
XTickLabelを自動的に設定するかどうか
XTickMode[{auto}|manual]
XTickを自動的に設定するかどうか

LINEオブジェクトについて 先頭に戻る
属性名( 上段 ) 属性値の例 ・ ( 下段 ) コメント
Color[0 0 1]
ラインの色(この値は青を意味する)
EraseMode[ {normal} | background | xor | none ]
オブジェクトを描いたり、消去したりする時の制御機能の設定をする。アニメーションを行う時にxorやnoneを用いる。
normal⇒ デフォルトで、正確に描写されるように制御されている(再描写する時などには画面を一度全消去してから描写する)為、時間がかかる
none⇒ 書き換えを行ったり、オブジェクトを消去しても、figure内の絵は消去されない。重ね書きを行う時などに使える
xor⇒ 再描写する時に描いたラインのみをxorをとって消去しているので、高速に描写できる。アニメーション向き
background⇒ xorと余り違わないと思う
LineStyle[ {-} | -- | : | -. | none ]
ラインの種類を設定する
LineWidth[0.5]
ラインの太さを設定する
Marker[+|o|*|.|x|square|diamond|v|^|>|<|pentagram|hexagram|{none} ]
マーカーの種類を設定する
MarkerSize[6]
マーカーの大きさを設定する
MarkerEdgeColor[ none | {auto} ] -or- a ColorSpec.
マーカーの線の色
MarkerFaceColor[ {none} | auto ] -or- a ColorSpec.
マーカーの内部の塗りつぶしの色
XData[ (1 by 10) double array]
YData[ (1 by 10) double array]
ZData[]

IMAGEオブジェクトについて 先頭に戻る
属性名( 上段 ) 属性値の例 ・ ( 下段 ) コメント
CData[ (3 by 3) double array]
カラーマッピングするデータの値
CDataMapping[ {direct} | scaled ]
CDataの値との属性であるColormapとの対応付けをする
direct⇒ Colormapが(64 by 3)時は1〜64の値にそれぞれの色が対応付けられる
scaled⇒ CDataの最小、最大値がColormapの1及び64の色に対応付けられる
EraseMode[ {normal} | background | xor | none ]
LINEオブジェクトを参照すること
XData[1 10]
CDataの中で、実際に表示させるX軸の範囲
YData [1 10]
CDataの中で、実際に表示させるY軸の範囲

SURFACEオブジェクトについて 先頭に戻る
属性名( 上段 ) 属性値の例 ・ ( 下段 ) コメント
CData[ (21 by 21) double array]
カラーマッピングするデータの値。通常この値は[ZData]の値と同じになっているため、表示されるFigureは等高線を示す様な表面カラーとなる。よってこの[CData]のみ値を変えることにより等高線を示す様なカラー配置を変更できる。表面のカラーを写真のようなイメージにする事もできる。
[1] Figureの[Colormap]を写真のカラーマップに設定する
[2] surfaceの[CData]を写真の[CData]にする
[3] surfaceの[FaceColor]を[texture]にする
CDataMapping[ direct | {scaled} ]
EdgeColor[ none | flat | interp ] -or- {a ColorSpec}.
メッシュのラインの色の設定(通常は[0 0 0]で黒になっている)。noneとflatは同じ様だ。interpは線の色を周囲のpatchの色と似た色にする
EraseMode[ {normal} | background | xor | none ]
FaceColor[ none | {flat} | interp | texturemap ] -or- a ColorSpec.
interp⇒ patchの色を滑らかにする
texturemap⇒ imageの図の様にpatchの位置をプロット位置を中心にして描く。flatだとある点の色はその点の位置よりも大きい方向にあるpatchの色となる。更にtexturemapではpatchに張られる色データである[CData]のサイズがX,Y軸のデータサイズと同じでなくても良い。多かったり少なかったりすると適当にFigure中に収まるように調節してくれる様だ
LineStyle[ {-} | -- | : | -. | none ]
LineWidth[0.5]
Marker[+|o|*|.|x|square|diamond|v|^|>|<|pentagram|hexagram|{none}]
MarkerEdgeColor[ none | {auto} | flat ] -or- a ColorSpec.
auto⇒ defaultのColorSpecを使う
flat⇒ patchの色に合わせた色で表示する。ただしpatchの色を示すCDataがX,Y軸のデータのサイズと異なっているとflatは使えない
MarkerFaceColor[ {none} | auto | flat ] -or- a ColorSpec.
MarkerSize[6]
MeshStyle[ {both} | row | column ]
メッシュの線を行・列方向のみ表示させることもできる
XData[ (21 by 21) double array]
YData[ (21 by 21) double array]
ZData[ (21 by 21) double array]
FaceLighting[ none | {flat} | gouraud | phong ]
EdgeLighting[ {none} | flat | gouraud | phong ]
BackFaceLighting[ unlit | lit | {reverselit} ]
AmbientStrength[0.3]
DiffuseStrength[0.6]
SpecularStrength[0.9]
SpecularExponent[10]
SpecularColorReflectance[1]
VertexNormals[ (21 by 21 by 3) double array]
NormalMode[{auto}|manual]

UICONTROLオブジェクトについて 先頭に戻る
属性名( 上段 ) 属性値の例 ・ ( 下段 ) コメント
BackgroundColor[1 1 1]
[Position]で囲まれた領域の背景色
Callback
何か操作された時に行うコマンド
Enable[ {on} | off | inactive ]
off⇒ 表示が半透明になって操作できなくなる
inactive⇒ 表示は普段通りだが操作できなくなる
Extent[0 0 4 4]
[read-only uicontrol property]である
FontAngle[ {normal} | italic | oblique ]
FontName[MS Pゴシック]
FontSize[8]
FontUnits[ inches | centimeters | normalized | {points} | pixels ]
FontWeight[ light | {normal} | demi | bold ]
ForegroundColor[0 0 0]
文字の色
HorizontalAlignment[ left | {center} | right ]
ListboxTop[1]
Max[1]
スライダーの最大値
Min[0]
スライダーの最小値。また[edit](エディットテキストボックス)では[Max]-[Min]>1の時は複数行の入力モードになる
Position[20 20 60 20]
Uicontrolの表示範囲
String[Push me!]
ボタンなどに表示される文字列。[text],[edit],[listbox],[popupmenu]では複数行表示させるためにセル配列での指定が可能。また[listbox],[popupmenu]では[|]によって文字列を区切ることによりリストを作ることができる
Style[ {pushbutton} | radiobutton | checkbox | edit | text | slider | frame | listbox | popupmenu | togglebutton(Ver.5.2) ]
pushbutton⇒ プッシュボタン
radiobutton⇒ ラジオボタン(丸穴)
checkboxn⇒ チェックボックス(四角穴)
edit⇒ 文字入力ができるテキストボックス。複数行の入力もできる。ただし複数行入力を可能にするには[max]-[min]>1にしておく必要がある。例えば[max]="2",[min]="0"など。この時[Ctrl+リターン]で入力完了となる
text⇒ 文字が表示されるだけのテキストボックス
slider⇒ スライダー。[max]と[min]で範囲を指定。ちなみに[position]の3,4番目で設定されている[幅 < 4*高さ]の時スライダーは縦向きに設定される
frame⇒ 四角の枠線を描く
listbox⇒ リストの中から選択(全てのリストが表示されている)
popupmenu⇒ リストの中から選択(1行分しかFigure上には表示されてなくてクリックすると全リストが表示される)
togglebutton⇒ 押すと押しっぱなし状態になるボタン
SliderStep[0.01 0.1]
[slider]の刻み幅。1列目がスライダーの矢印ボタンを押した時の刻み幅で、2列目がスライダー内部の所を押した時の刻み幅
Units[ inches | centimeters | normalized | points | {pixels} ]
Value[0]
チェック機能の付いてるボタン関係では、押されている時が1でそうでない時が0を意味し、スライダーではその現在値を示し、リスト関係ではそのリスト番号を示す

UIMENUオブジェクトについて 先頭に戻る
属性名( 上段 ) 属性値の例 ・ ( 下段 ) コメント
Accelerator
[Ctrl+]によるショートカットキーの割り当てキーの設定。但し[親メニュー]になると機能は働くがメニューバーの所には表示されない
Callback
メニューを選択した時に実行されるコマンド。[親メニュー]になると[子のリスト]を表示させるだけで実行される
Checked[ on | {off} ]
メニューの文字列の左側にチェックマークを付ける。但し[親メニュー]になるとメニューバーの所に表示されない。
Enable[ {on} | off ]
メニューの文字が半透明になってマウスをクリックしても実行できなくなる。但しショートカットキーからの実行は可能
ForegroundColor[0 0 0]
不明。変えても何も起こらなかった
Label[&View]
メニューに表示する名前。先頭に[&]がある時は、[Alt+]によるショートカットに該当する文字にアンダーラインを引いてくれる([Alt+]によるショートカットキーの割り当ては自動的に全てのメニューに対してされているようだ)
Position[1]
同じ階層にいるメニューリストの中で何番目の位置にいるか
Separator[ on | {off} ]
そのメニューの上の所に[区切り線]をいれる

Top >> Matlab >> ハンドルオブジェクト小言集