「超」整理的(?)財布
「超」整理的(?)財布って何?
「超」整理法で有名な野口悠紀夫先生が提唱する手帳に『 「超」整理手帳 』というのが有ります。この手帳の最大の特徴は、手帳の高さがA4用紙の幅と同サイズであり、幅がA4用紙の縦サイズの4分の1である事です。この手帳サイズにより、A4用紙を縦方向に四つ折りにすれば手帳に収める事ができ、更にじゃばらに畳んで収納する事により、容易にA4用紙全体を開く事ができます。このコンセプトは大変素晴らしいと思うのですが、
- ただでさえ普段から眼鏡・携帯電話・腕時計・財布等と持ち歩かなければならないのに、これに加えて更に手帳も持ち歩くというのは面倒である。
- 個人的には手帳に入れておきたいA4用紙はせいぜい5・6枚程度なので、その為に手帳を用意するのは余り有効な手段とは思えない。
といった理由から、「A4用紙を縦方向に4つ折りすれば入れられる『財布』というのを作れば良いのではないか?」という発想に至り、そのコンセプトと自作の図面を持って 革工房うえすと さんに行き、作成して貰ったのが『「超」整理的(?)財布』です。
「A4用紙が簡単に入れられる」というのが特徴なので、パソコン等から印刷した用紙を常時携帯したい、といった目的がある方には役立つと思います。よって、スケジュール表等の用紙デザイン(テンプレート)をパソコン上でカスタマイズしている方や、スケジュール自体をパソコン上で管理している為それを印刷して常時携帯したい方などには、特に有効だと思います。
「超」整理的(?)財布の主な仕様
「超」整理的(?)財布の写真は こちら にも有ります。
サイズ | 幅22cm、高さ19cm(折りたたみ時約9cm) |
値段 | 16,000円(牛革+特注なのにこの安さ!) |
外装 | 牛ヌメ革 ( タンニンなめし ) |
内装 | 豚革の吟付 |
糸 | 麻糸の蝋引き |
使ってみた感想
- 何と言っても自分で設計した、世界でたった一つの財布なので、愛着はとても湧きます。
- A4用紙の下にはセルロイドの下敷きが付いているので、(デコボコしておらず)書き易いです。
- 財布自体は結構大きく感じてしまいます。また、使い始めたばかりなのでまだ財布自体が硬いです。ですがこれらは「慣れ」の問題だと思うので、暫く使っていれば余り気にならなくなるのではないかと考えています。
- コインケースの底の部分にコインが挟まってしまって出て来なくなる事がありました。けれどもこれはコインケースの底に詰め物をする事で解決しました。
- 2段あるカード入れの上段部分に入れたカードが、財布を折り畳んだ時に、ペンと擦れあってしまいます。よってカード入れの上段部分はもう少し底の位置が低ければよかったと思います。けれども、カードとペンが干渉しない程度にペンの大きさを小さくする事で解決しました。
- カード入れ用ポケットは2ヶ所しか作っていないのですが、現時点では革が堅いせいか沢山カードが入りません。ですが革が柔らかくなればもっと沢山入る様になるのでしょう。
リンク
「超」整理手帳
革工房うえすと
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